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個人の利便性確保となりすまし防止を実現する生体情報保護活用基盤
期間:2018年4月 – 2021年3月
助成種目:日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
課題番号:18H04120
URL:https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18H04120/
高性能なカメラやマイクロフォンの普及により,他人の顔,音声,歩行動作,さらには指紋,静脈,虹彩といった生体情報が,遠隔からの撮影や録音を経て,サイバー空間に共有されることで,生体認証の突破や,詐欺や詐称といった「なりすまし」の脅威となることが指摘されている.一方で生体認証は本人認証の手段として広く普及しているため,本人認証の際には不便なく生体情報を提供できることが望ましい.本研究では,現実空間における生体認証の利便性を確保しながら,遠隔からの生体情報の取得や,サイバー空間における生体情報の流通を,本人の意思に応じて制御可能な技術基盤を検討した.